老人医療窓口負担の軽減を市長に申し入れました。(10/8)
八幡市長
 牟 礼 勝 弥 様
 
2002年10月8日
日本共産党八幡市議会議員団
団長  森 下 由 美
 
老人医療における窓口負担の軽減を求める申し入れ
 
 日頃の八幡市政発展のためのご努力に敬意を表します。
 さて、10月1日から健康保険法が改定され70歳以上の外来について病院窓口でかかった医療費の1割(一定以上の所得のある人は2割)を支払わなければならなくなりました。償還払い制度は、そのうえで自己負担限度額(一定以上の所得者・月40200円、一般月12000円、住民非課税・月8000円)を超える分が高額医療費として払い戻されるものです。 払い戻しまで数ヶ月かかり、立て替えだけでも大変な負担となります。
 今でも救急車で搬送されてくるおとしよりが、すでに手遅れで入院する前になくなる、と言う悲痛な事例が増えているとも言われています。患者負担引き上げと手続きが複雑になったことは受診抑制につながる懸念があります。高額医療費償還払いについて、手続きの簡素化、および窓口での患者負担を軽減する対策が早急に必要であります。よって下記の対策を早急に講じられるよう申し入れます。
 
  1. 国保で実施している高額医療費の委任払い制度を、老人医療でも対応できるようにすること。
  2. 高額医療費の還付請求には領収書添付を求めず、市側で「名寄せ」したもので手続きできるようにし、一度申請すればその後は指定口座に振り込まれるようにすること。
  3. 高額医療費還付(自己負担限度額を超えた人)については本人通知を行うこと。
  4. 厚生労働省からの通達によると、「本人によ申請が困難な場合の代理申請を認めること」とあるが、医療機関が代理申請することを認めること。又、その旨、医療機関に徹底すること。
  5. 暮らしの資金や、医療費貸付制度を充実させ、外来を含めた医療費負担の軽減につとめこと。