2004.9月議会初日、ボートピア問題でかつてない暴挙・・・許せません。
 市民から選ばれた議員は、市民のためのまちづくりに力を尽くすのが本来の姿だと思います。今日は本当に未だかつてない暴挙が本会議で強行されました。都市整備常任委員会で審議中の請願「大型商業施設・場外舟券売り場設置計画推進」について、委員長が継続審査の経過報告を行った際、公明党の議員が突然動議で、「9月24日までに採決を行うこと」を提案し、賛成多数で可決されてしまいました。
 委員会で慎重審議を行っているものを、結論に期限を付けるなどと言うようなことは、委員会軽視も甚だしいことです。9(共産5、共生2、民主2)対13(改革4、みどり5、公明3,無会派2)で動議が可決されました。推進派の議員達は、そんなにしてまでボートピアを建設したいのでしょうか。今日の本会議は、ボートピア建設推進派の方だと思われる人たちの傍聴がありました。そして暴挙の行われた本会議終了後議場を出ると、傍聴者の中の業者らしき人が、深々と今日の策士(議員)に頭を下げている姿が、印象的でした。
 市民に意見を求めると、ほとんどの人が、「なぜ?・・ボートピアなんか八幡には必要でない!」とこたえられます。八幡のイメージが悪くなる。風紀が乱れる。等々。多くの市民は、ギャンブル施設はいらないと思っています。誘致をしたい人たちは、地元還元金や、環境整備を売り物のように言っていますが、そんなのごまかしです。リスクの方が大きいと思われます。
 私たちは、とことん反対運動を進めていく決意です。議会がどんな結論になろうと、建設をさせない戦いは続けます。私たちには八幡市の将来を、子どもたちに誇れる街として残していく責任があります。 

 2004.8.26 行政視察 (神戸新開地のボートピアについて) .
 都市整備常任委員会で神戸市へ、新開地の「ボートピア建設の経過について」調査に行きました。参加者は、都市整備常任委員5人(推進派である、森岡議員は欠席でした。)と、議会事務局から2名、行政担当者から、3名の合計10名で行って来ました。感想は、現場に行って見聞してくることは大事だと言うことです。わかったことは、沢山ありました。そして決して簡単に設置されたわけではないと言うことです。
○H4年にボートピア誘致の話があって、地元は、推進派と反対派と対立していました。議会に陳情された。半年後審査打ち切りとなり、意見を附して返されました。その後地元で検討委員会がもたれ、ボートピア計画の白紙撤回決議がされました。(当該地ではふさわしくない。)H6年8月
○H6年10月 業者から建築確認申請が出され、住民の反対運動があったが建物(ビル)は確認が降りてしまった。そしてH7年1月大震災を受けた。
○H8年6月 業者は、ビルの建設着工・・・地元のまちづくり協議会は、「ボートピア施設対策協議会」を設置し、何度も会合を持ち検討。
H9年9月合意書の締結に至っています。合意は苦渋の選択とのこと。当時の神戸新聞の記事によると、「街の衰退や、大震災の打撃を背景にして苦渋の選択」と報じています。
*一方的な業者のビル建設を先行させた中で、地元住民も反対しきれない状態に追いやられたのではないかとも思いました。また、私たちには計り知れない苦渋の選択があったのだと思います。震災で7割の建物が、全半壊という中で、震災前に、「まちづくり方針にそぐわない」との本来の意向を曲げなければならなくなった事情があったのでしょう。
○H10年9月 市長が、同意を表明
○H11年3月ボートピア神戸新開地オープン〜現在に至る。
◎環境整備事業負担金はH11年:3億5000万円、意向は売上金の1,2% (売り上げは昨年から落ち込んでいる。) 年間360日開催 3000人の利用。
 
 神戸でも建設オープンまで7年もかかっているというのに、八幡市では、6月に提出された請願を、充分審査しないまま、早く決着を付けようとする推進派の議員たちの思惑はどこにあるのでしょうか。新開地ボートピアを見てきてさらに慎重審議が必要であることを実感しました。八幡では、地元合意もまだ出来ていません。議会が率先して合意する必要がどこにあるのでしょうか。神戸市では、議会は賛成の決議など行っていませんでした。
2004年第2回定例会(6月)報告

ボートピア計画が再燃・・・議会請願が出される。
 「大型商業施設及び場外舟券売り場設置計画の推進に関する請願」が提出されました。赤川議員が紹介議員となりました。請願は、私の所属する都市整備常任委員会に付託されました。

 6月議会の都市整備常任委員会で審議の結果、「継続審議」となりました。私は、請願者は、2名であり周辺住民や、多くの市民の意向、周辺への影響など全体像も明らかでない現状の中で、採決は時期尚早と主張し、4対1で継続審議となりました。 

市民の手でつくられた看板です。
 今回の請願は、ボートピア(場外舟券売り場)単独でなく大型商業施設とセットされています。大型商業施設とは、イズミヤ出店計画であり、開発面積が52,417平方メートル(店舗・駐車場)です。大型店が建設されると、八幡市の商店への影響も大きく、同時にボートピアを建設しようということであれば、周辺の交通渋滞や、環境悪化は免れません。また、ボートピアが出来るとなると、ギャンブルの街となってしてしまいます。緑豊かな住宅都市として守りたいものです。近くには、南八幡高校や、男山東中学校の通学路となっています。青少年にとっても健全な街でありたいものです。
  
   
 2003年第3回定例会(9月)報告
森下よしみの一般質問


9月18日(金)
一般質問  ボートピア(場外舟券売り場)計画はお断りを!
計画地:八幡一ノ坪   敷地面積:8000坪   駐車場:1500台分  来場人員:3000人/日 見込み
国道1号線沿いで隣にはパチンコ店があります。 
 「八幡のまちをギャンブルのまちにしてはならない!」そんな思いで市長にボートピア計画に同意しないよう決断を迫りましたが、残念ながら市の答弁は3つの基準に照らして判断したいと決断をさけました。
 その3つの基準とは
@環境への影響が小さいこと。周辺の交通安全、交通渋滞への対応や環境美化の取り組み、防犯活動の取り組み、市民生活や青少年の健全育成に支障、混乱、悪影響を及ぼさない措置がとられているか。
A地元との調和共存、地域経済の活性化や周辺地域のまちづくりに寄与できるか。
B地元の同意が得られるか。
 私は、ボートピア(場外舟券売り場)はギャンブル施設であり明らかに青少年健全育成の立場から好ましくない、交通渋滞の予測からも、迷惑施設であり不同意を決断するように市長に迫りましたが、、同じことばを繰り返すだけで市長は答弁をさけました。
 八幡のまちをどんなまちにするのか。首長としてしっかり決断をしなければならない時があります。まちの将来をしっかり指し示すことが出来ない市長では、とても私たちの愛する八幡市を任せることが出来ません。来年の2月には牟礼市長の任期が切れます。次期選挙では、八幡市を住んでよかったといえる、住みよい街にするためにがんばれる人、ボートピアは八幡市には不要である。といえる人を選びたいものです。
 今日の私の質問を、建設を進めようとしている業者らしき人が、3人ほど傍聴にきていました。異様な雰囲気でした。ボートピアを設置しようとする人物(?)は「有限会社京都八幡総合研究所」の名で書類を私たちのところにも届けてきました。持ってきたのは、先にも書きましたが改革の会の森岡議員です。総合研究所はどこにあるのか。そして代表者は誰なのか、何も明らかにしないで、計画地周辺の自治会に働きかけています。6区、1区の自治会長が同意書に印を押し、議会にも要望書を届けています。民主的な相談もせず、こんな重大なことを安易に要望することに驚きを覚えます。
 運動で、反対の世論を広げる必要があります。まだほとんどの人がこんな計画を知りません。