2007.3月23日(金) 
 穀田けいじ衆議院議員 「八幡市で地元同意の取り方に問題があった」と国会で指摘
 (衆議院ビデオライブラリーをご覧ください。)
 民間導入、成人の学生への舟券発売、ボートピア設置を国土交通省の認可制にするなどの内容を含む、モーターボート競争法改正案が国会審議されました。穀田けいじ衆議院議員は、審議の中で八幡市に於ける地元同意の取り方について、広く住民に知らされないで、6区において不透明な住民合意の取り方が行われていたことを紹介し、問題を指摘しました。そして周辺住民の意思の反映について民主的手続きの重要性を確認しました。法案は日本共産党は反対をしましたが、賛成多数で成立しました。
 今後ボートピアの建設が進む可能性を生み出しました。また4月末オープンとされている八幡のボートピアも、この法律に基づいて民間導入や、学生への発売が始められ、青少年への影響が懸念されます。ますます監視を続ける必要があります。
 施行者、施設会社、地元自治会で運営協議会を設置するとしていますが、いまだに開催日時について公表されません。こんな事でいいのでしょうか。ボートピアを許した市長や日本共産党以外の議員の責任は重大です。
 

2007.3月2日(金) 八幡市南の玄関が巨大ギャンブルセンターに

  ピンクの表示は、パチンコ店
 ボートピアの課題のみで一般質問をしました。一号線沿いと、八幡長尾線、一ノ坪付近でパチンコ店が増えてきています。ボートピアが出来ると一ノ坪は巨大ギャンブルセンターになります。このことを左のパネルで示して市長の認識を問いました。市長は「確かに遊戯施設が増えてきています。しかしパチンコ店は市ではどうすることも出来ません、府の許可があれば出来るので・・・」と弁解しました。ボートピアは市長の意志で拒否することが出来たのに、受け入れをOKした人が言うセリフでしょうか。無責任な答弁にあきれました。来年の市長選挙で審判が下されることでしょう。
 質問で「モーターボート競争法が改正されるとどんな影響がありますか。」とたずねたら、「20歳を過ぎた学生にも舟券を売ることが出来るようになる。
 法が改定されたら、細目協定も協議し改定する方向である」と答弁。私が「20歳以上の学生に舟券を販売できるような細目協定変更をしないように出来ないのか」とたずねると、「法律で決まったらそのようにしなければならない。」と・・・はじめの話とどんどん変わってきています。やっぱり大きな見込み違いだったのではないでしょうか。市民をごまかしてひどいまちづくりを進めたとしか言いようがありません。
 

2007年1月26日 ボートピアに関する細目協定書を八幡市と、滋賀県が締結
 滋賀県と八幡市は市民の反対を押し切ってボートピア開設に向けて、細目協定を締結しました。その内容は、交通安全対策・秩序維持対策・青少年対策・周辺環境の美化対策・協議機関・環境整備費などです。
 協議機関として「運営委員会」を置くとしていますが、その委員の構成員は八幡市、滋賀県、施設会社、地元自治会と運営を委託された者としています。問題は地元自治会は1区と6区と市は答弁していますが、一番迷惑や影響を受ける南山自治会が入っていないことです。協議事項は、「環境整備に関すること。」「周辺地域住民の交通、防犯及び青少年などの諸問題に関する調整と対策に関すること」となっています。
 市は、とことん最後まで反対する市民に耳をかたむけませんでした。そして周辺住民を無視し続けています。心底怒りを覚えます。
 
2006年11月27日(月)
国土交通省、場外舟券売り場「(仮称)ボートピア京都やわた」の
設置申請書確認は許せません
 国土交通省は、滋賀県モーターボート競走会が提出していた、京都府八幡市八幡一ノ坪に計画中の、場外舟券売り場「(仮称)ボートピア京都やわた」に対して、設置申請書を確認しました。
 建設に反対する多くの住民の声を無視して国土交通省が「(仮称)ボートピア京都やわた」の設置申請確認を通知したことに抗議の訴えを行いました。
 ボートピア設置にあたっては、○地元自治体の首長の同意。○地元自治体の議会の反対決議がないこと。○地元自治会の同意。を基準に国土交通省が判断することになっています。
 このボートピア建設計画は、「地元同意」手続きの問題で国土交通省海事局より指摘があった「民主的手続き」について疑義があり、私たちは何度も海事局に足を運び、地元自治会の総会資料の開示も求めて信ぴょう性について議論してきましたが、納得のいく説明がないまま「書類が整っているので認めざるを得ない。」と国は申請を確認しました。関係者からの住民への説明会も中断したまま約束を実行されず、大臣が国会で答弁した「民主的な手続きによる地元同意」も不確かなまま国が認可したことは、到底納得できるものではありません。 
 一方、市長の責任は重大です。多くの住民のボートピア建設反対の声(反対署名延べ約3万5千筆)を無視して、「地元同意がある。市議会の賛同がある。」とし、「環境整備費として売り上げの1%が一般財源になる。」とギャンブルに依存するまちづくりの一歩を踏み出すことになりました。ギャンブルによる集客、それに伴う治安への不安、交通渋滞など多大な迷惑が住民にかかってくるにもかかわらず、住民の反対の声に耳を傾けず、一部役員の強引な同意手続きを黙認し建設を推し進めたことは、今後の八幡のまちづくりに大きな禍根を残すことでしょう。
 青少年にとってギャンブル施設が身近にある事への悪影響や、子どもたちの安全が脅かされる不安について、何ら充分な手だても議論されないまま、ガードマンが配置されるだろうということだけで、「問題はない」という無責任な八幡市教育長の姿勢は、到底納得のいくものではありません。
 市議会においては、八幡市議会が反対決議をすれば、ボートピア建設を止めることが出来たにもかかわらず、圧倒的な市民の「ボートピア建設反対の願い」を受け止めないで、日本共産党以外の議員の反対で「反対決議」が出来なかったことは残念です。憤りを感じます。 今後も監視と抗議行動を続けていく事を誓い合いました。
 

2006年 10月26日
 「ボートピア計画に反対する市民の会」と「男山東中校区子育てネット」の皆さんがが市民から集めた署名おおよそ5000筆を市長に直接提出しました。党市議団から私森下と松島議員が立ち会いました。
  今日まで市民から何度も市長に要望書名を提出されてきましたが、市長が直接受け取ることはしませんでした。今回は国土交通省へも署名を提出して、地元同意についての事務手続きに疑問があり調査中でもあることから、市長に受け取ってほしいとの市民代表の申し入れに対して、当初お断りの返事がありました。昨日議員団から再度申し入れを行う中で今日の運びとなり、市民代表が、直接市長に訴えを行い署名簿を提出することが出来ました。
 市長はノーコメント写真もお断り、とのことでしたが、少しコメントしました。「私は推進派ではありません。○○○〜 私の考えは議会で答弁してきたとおりです。 国土交通省が判断を下されるでしょうからその判断に粛々と従うのみです。」と。
 今回初めて、直訴できた市民の気持ちを思うと、もっと市長は市民の声に耳を傾けるべきですし、いやなことも逃げないで向き合ってほしい。そんな思いがしました。市長は、市政の舵取りをする船長です。無責任だと思いました。しかし今回要望書を直接受け取り、面談されたことは評価したいと思います。当たり前のことですが・・・
 代表の中川さんも中村さんもずっと勇気あるねばり強い運動の先頭に立ち続けて来られています。今日の訴えは短い時間であったけれど大変良かったと思いました。
 
 2006年  10月16日(月)
国土交通省海事局へ(3度目です)
 穀田恵二衆議院議員にお世話いただいて、国土交通省海事局総務課長と専門官に会って「ボートピア京都やわた」の申請書についてレクチャーを受けました。地元同意の取り方について、民主的手続きが行われていないことを訴え、市民から預かった、要望書署名簿を市民の会中川氏から手渡しました。また子育てネットの代表から預かった訴えの手紙を読み上げました。
 懇談の中で、自治会総会(6区)の報告は虚偽であることを何度も厳議員から訴え、議会でも発言をしている。「その内容に間違いはありません。」という、総会に出席していた市民の証言を見せると、再度調査をすると約束しました。そして、6区総会の議事録を求め、開示することも約束しました。国会での大臣の答弁を曖昧に事務処理することは許されないのです。海事局の誠意有る対応を評価したいと思います。そして今後前向きな対応を求めたいと思います。
 それにしても、この間滋賀県とも話し合いましたが、八幡市が一番不誠実です。無責任な対応をしていることを痛感しました。地元同意に関するウソの書類を、「区長が言っているから」「業者が言っているから」と、市議会議員や市民の訴えに耳を傾けない。説明会も開かない。こんな対応は本当に許せません。
 私たちはあきらめずに戦い続けます。この件では、市議会では少数派ですが圧倒的市民は八幡のボートピア建設には反対なのです。、途中態度をひるがえした議員(民主党や、共生クラブ)がいます。最後まで市民の立場に立って頑張ることこそ求められているのだと思います。 

 2006年  10月6日(金)
 「ボートピア計画を断念して!!」と滋賀県知事へ要望書提出
 小雨の降る中、朝7時半より滋賀県庁前で出勤時の職員さんに訴えのビラを配布しました。「京都の八幡市からきました。訴えをお読みください。」と声をかけて・・・。ボートピア反対のプラスターを見て多くの人が関心を示しビラを受け取ってくれたました。中には「頑張ってください。」と激励をいただきました。
 10時にびわこ競艇で、知事への要望書を提出。総務課長から「知事に要望書は届けます。」と言いつつも、ボートピア計画について、場外発売場運営審議会から、許可をもらっていること、国土交通省への申請手続きを、モーターボート競走会が進めていることなど明らかにしました。
 夕方、4時半からボートピア計画地付近で宣伝しました。今日は朝6時半に市役所前を出発し、3ラウンドの活動で充実した一日でした。滋賀県の総務課長は、地元同意については、設置業者(八幡研究所)や、八幡市が、同意があるというのだから私たちはそれを受け止めて、事に当たる旨の答弁をしました。ウソも100ぺん言えば本当になると言ういわれのように世論を作っています。
 
 2006年9月14日 一般質問

 日本共産党だけがボートピア建設に反対の立場をとり、他の会派はボートピア建設推進の立場で、請願「ボートピア建設計画に反対の決議を求める請願」に反対し不採択となりました。                                       2006年 6月9日
 議会でボートピア建設反対の決議を求める請願を採択することに賛成の討論
 ただいま議題となりました請願第1号 場外舟券売り場「ボートピア八幡」の建設計画に反対する決議を求める請願につきまして、日本共産党八幡市議会議員団を代表して請願を採択することに賛成の立場で討論を致します。
 八幡一ノ坪に計画の仮称「ボートピア八幡」は多くの市民の反対署名が寄せられているにもかかわらず、八幡市長は3月30日にびわこ競艇を運営する滋賀県知事と行政協定を締結しました。八幡市は、ボートピア計画に対して地元同意について1区、6区の区長同意の調印のみで「地元同意がある」として認識を改めませんでした。しかし国会でも議論があり国土交通省からは、「民主的プロセスを得て地元同意をとるように」という指導が入ったにもかかわらず、設置業者は地元説明会についても昨年5月に行ったきり誠意ある説明会を一度も開いていませんし、民主的プロセスすなわち自治会、この場合1区6区の総会で説明や議論を行って議決をしたわけでもありません。こういった一部役員を利用して強引に進めるやり方に市も同調してきたことに大変憤り感じています。
 場外舟券売り場の設置にあたっては地元自治会の同意書と市長の同意書が必要であり「議会で反対決議がないこと」の3つの条件が必要となっています。今回議会での態度を問われているわけですが、私たち市議会議員は八幡市のまちづくりに大きな影響をもたらすボートピア建設について、市民に代わってきちんと態度表明をしなければならないと思います。
 そこで私たち日本共産党議員団は次の理由でボートピア設置計画に反対であり議会として反対決議をするべきであると考えます。
 第1に 先にも述べましたが民主的プロセスを得て地元同意がとられていないことなどから「地元同意がない」ということです。私たち日本共産党議員団の調査では、昨年度の6区における総会で「同意決議をした」と業者はボートピア推進本部へ報告していることがわかりました。しかしこれは全くウソの報告であると言うことを総会に出席していた厳議員が常任委員会でも証言をしています。
 また請願で紹介されているように二つの団体が取り組まれた「ボートピア計画に反対」という署名は市長のところに23,500筆届いています。隣接の南山地域では90%のお宅で反対署名をされているなかで、市民の合意があるとは到底判断できません。多くの市民は、「八幡市のまちのイメージが悪くなる。」「ギャンブルのまちにしないでほしい」「はちまんさんの門前まちにふさわしくない」「子どもの育つ環境に悪い」等々声をあげておられます。
 第2に 一ノ坪周辺が、ボートピアの設置によって環境が悪化することは否定できません。かつて自動車解体による不法な道路占拠や放置自動車、解体に伴う油の流出など自然環境汚染があったことから、ボートピア建設予定地が整備される事への期待が主張されてきましたが、ボートピアでなくても健全な施設を誘致することで環境汚染は改善することが出来ます。むしろギャンブル施設が出来ることによって、ギャンブルを目的に市内外から多くの人が集まってくるわけで、隣接住民にとって治安への不安が講じることは当然です。また交通渋滞については今でも土日はイズミヤ等周辺の大型店への買い物客や、淀競馬場客の車の影響で大渋滞を起こしています。生活道路が渋滞を起こし、大変迷惑がかかることは否定できません。どんなにガードマンを配置したり、住宅内への進入を禁止しても生活に悪影響を与えることははっきりしています。
 設置会社(有)京都八幡研究所が配布したパンフレットによると、舟券発売日は350日 通常レース開催は10:30〜16:50 ナイターは14:30〜20:40 としています。事前説明会ではナイターの開催など入っていませんでしたが、こんなに夜遅くまで開催されるということであれば住民への悪影響は予想以上です。
 第3に ボートピアの売上金の1%を市の財源に充てるという、いわゆるギャンブルに依存した市政運営には到底納得できないことです。市は還元金の使い道は「学校の耐震補強などに当てたい」と説明していますが、ギャンブルで設けた還元金を教育施設に充てると言う発想事態が不健全ではないでしょうか。市は一時は地元還元金が2億等と宣伝し市の財政が潤うと強調しましたが、昨今の不況下でどこでもボートピアの売り上げは大きく減退しています。先だって日本共産党議員団が滋賀県と懇談をした際に、ボートピア八幡の施行者となる滋賀県の見積もりでは年間の収益金を60億円程度に見積もっているとのお話を担当課(総務部事業課)から聞きました。1%還元ということであれば6000万円の還元であり、この間の市の説明からは大きな計算違いであるといえるのではないでしょうか。地元還元金をあてにしてボートピア設置に同意するなどというようなことは到底賛成できることではありません。
 以上の理由により日本共産党議員団は場外舟券売り場の設置計画自体に反対であり請願で求められている、『「ボートピア八幡」の建設計画に反対する決議を求める請願』を採択することに賛成であります。
 

ボートピア計画反対」宣伝行動                        4月15日(土)
冷たい雨の中でも、市の行政協定締結に対する怒りをプラスターで訴えました。多くの住民は反対なのです。「八幡のまちをギャンブルのまちにしないでほしい!!」

八幡市は、住民の反対を押し切って滋賀県と行政協定を結びました。3月30日
 びわこ競艇を運営する滋賀県と八幡市はボートピア運営について行政協定を結びました。「住民の多くが反対をしていることも承知している。」と市長は答弁しながらも「地元区長の同意、市議会の請願採択があるから行政協定を結んでボートピア計画を推進する」と表明しています。市議会では特別委員会を解消し、行政協定に向けて要望書をまとめるという運びになってしまいました。私たち日本共産党議員団は、建設に反対の表明をし続けていますが、他の会派は流れに沿うような状況があり残念です。
 ボートピア計画に反対する市民の会から、市議会に反対決議を求める請願が出されました。議会で反対の決議がされたら、建設は出来ません。そういう意味では、議員は責任重大です。 
 

びわこ競艇(滋賀県)と懇談  2006,1月12日
 12月議会で明らかにされたこと
 年末12月26日に、ボートピアやわたの建設計画について、近隣のびわこ競艇すなわち滋賀県に施行者の打診を行い、施設業者・モーターボート競走会連合会の三者で「行政協定に向けた協議の場を持つ」ということが明らかにされていたので、議員団で、びわこ競艇の施行者である、滋賀県の総務部事業課参事に面談を求め、動向調査に行ってきました。
 八幡市からびわこ競艇まで、高速道路を利用すると30分で到着するという大変近くで便利なところにあると言うことに驚きました。担当者の話によると「集客について他の施行者に決まると、びわこ競艇の集客への影響もあり、前向きに考えたいところであるが、まだ採算について等検討しているところであり、年度内に結論を出したい。」との考えを明らかにしました。
 地元同意についてボートピア推進本部は、自治会長さんの同意書があり一連の経過は聞いているとのお話でしたが、私たちは、多くの地元住民が反対していることを伝え、この間の住民同意の取り方や、説明会のあり方について納得をしていないこと、議会でも賛否拮抗していること、道路の渋滞や市民生活への影響に心配や反対が強いことなどを伝えました。
 びわこ競艇は、今日は開催日ではありませんでしたから、周辺は大変ひっそりしていました。
 

海事局にレクチャー  2005,7月28日
議員団は、市民の会の代表・日本共産党から矢口さん・日名子さん総勢6人で「ボートピア八幡」の地元同意の取り方について、国土交通省海事局へ調査に行ってきました。朝から新幹線に乗って東京へ、国会衆議院会館で穀田衆議院議員に同席をいただき、海事局調査官・課長補佐の2名と会いました。
地元同意の取り方の経緯について現状認識を確かめました。
国土交通省としては、@区長の同意書だけでは地元同意と見なさない。現状では地元同意の手続きは整っていないと認識している。
 調査官から、ボートピア推進本部から出された報告書(住民への説明について)を公開しました。しかしその報告書の中味は虚偽があることを私たちは訴えました。そこでAその内容については、再度調査を行うことを約束しました。
Bボートピア申請書類の様式、第2号様式「地元住民の同意取得の経過について」も添えなければならない。 (説明会の実施状況・同意取得の経緯を報告、 同時に刑事罰の対象となるような行為は一切行っておりません。となっている。もちろんこの書類を提出するのは、「施行者」になっています。「ボートピア八幡」は施行者がまだ決まっていません。
 以上3つの確認をし,隣接する南山地域は交通渋滞を始め生活圏に最も影響を受ける地域であり、「地元自治会」として取り扱っていただきたい。と強く要望してきました。
 推進業者トイアセットコーポレーションは、2回目の説明会を約束しながらまだ再開の見通しが立っていません。地元同意は、きちんと地元説明会を行い、自治会総会で賛否をはかり、賛成数反対数を報告しなければなりません。今のような区長宅で「6人ほどが酒を飲んでいたらそこへ業者が来て話をしていった。」(6区区長証言)これが説明会と報告されているような実態は、通用しないと言うことです。
 
 
業者による地元説明会 2005.5月14日 (松花堂美術館で)
 ボートピア八幡の建設計画についてやっと開かれた初の住民説明会が、推進業者によって開かれました。会場は松花堂美術館の講習室で行われたために、参加者の多くが座れない、資料が無いという状況から始まりました。おおよそ150人の参加でした。推進業者トイ・アセットコーポレーションの方から計画について説明があり、それぞれ賛成派、反対派から質問が出されたが、ほとんど質問時間が少なくあっという間の説明会で、次回もう一度説明会を持ってほしいと要望があり、検討することを約束しました。
 業者の説明内容は既に議会などで明らかにされたものとほとんど変わらず、環境整備費が、売上金の1,0%と説明が変わっていました。(以前は1.2〜1.5%と説明があり過大広告と指摘があったもの)また、「地元同意」については、国土交通省は、まだ地元同意はないとしていることを認めた上で、自治会の規約を遵守して説明をしてきた。と答えましたが、どのようにして住民に周知し、同意を確認したかは、具体的に説明がされませんでした。相変わらず、市と同様の「1区・6区の区長が同意している。」と繰り返し答えました。
 説明会には両区長が、住民の側に参加していましたが、一体何をもって区長印を押して、地元同意の判断をされたのか、聞きたいものです。多くの住民は、ギャンブル施設であるボートピアはいらないと言っているのです。地元還元や、雇用が広がると宣伝されるけれど、迷惑施設であること間違いナシです。
 「もう議会で決まったことや」と会場でヤジを飛ばす議員がいましたが、情けないことです。
 いまだに施行者が決まっていませんし、地元同意についても、国土交通省の承認は得られてい無いと言うことがはっきりしています。まだまだ充分な説明会が行われていません。再度の説明会を!
 

ボートピア反対市民ニュース  2005.3月bV 「地元同意は無効です」
                     2005.3月bV” 「もしボートピアが出来ると」

ボートピア反対市民ニュース 2004.12月

ボートピア建設反対討論   2004.9.28 第3回定例会 本会議
 請願第1号「大型商業施設及び場外舟券売り場を設置計画の推進に関する請願」に対しまして、日本共産党議員団を代表して、反対の立場で討論いたします。
 この請願は、6月議会に出されたものでありますが、都市整備常任委員会で慎重審議を行ってきたものであります。私たちは、議会での充分な審議が終了していない中で、採決を強行されたものであり、そもそも採決をすること自体に反対であります。まだ地元住民にきちんとした説明会ももたれていません。ボートピア建設計画の相談を持ちかけているという業者について、先の常任委員会で「有限会社 京都八幡総合研究所」と報告されましたが、事務所もなく連絡もつかないような実態であります。そのうえ一部区長や自治会長の同意の判を押されての書類についても、住民の意志を反映した同意とは言い難い形でとられたものであります。またまちづくりにとって重大な問題であり、議会として、結論を出すには審議不足であることは言うまでもありません。継続して慎重審議を求めましたが、委員長の判断で審議をうち切られ採決をとられました。私たち日本共産党議員団としては、こういった議会運営に納得できませんが、数で押し切られましたので、この際請願にたいして反対の討論を致します。
 請願は、「大型商業施設・場外舟券売り場の設置計画を」と並列しています。大型商業施設は近隣住民からは期待の声もあがっていますが、議会の意志に関係なく、開発計画は進められています。問題は、場外舟券売り場であります。
●反対の理由の第1は、場外舟券売り場「ボートピア八幡」は八幡市にはふさわしくないと言うことです。まちづくりに関わる重要な問題であると考えます。
 近年公営ギャンブルの衰退傾向の中で売り上げを伸ばす手段として、場外券売り場を地方に広げる動きが盛んになってきています。設置業者は進出の理由に、請願者が言っているように「自治体に還元金が入ること」「雇用の場が出来る」と住民の期待感をあおるようなやり方ですすめようとしています。しかし、ギャンブルは本質的に、一攫千金を求めるものであって、労働の対価によって生活するという人間社会の基本に相反するものです。まじめに汗を流して働くのがいやになるような風潮を作り上げるおそれがあります。近年ギャンブル依存症で家族を悩ませ、生活破壊に追いやられている実態が増加してきている報告もあります。子どもたちの健全育成に、重大な影響を及ぼす可能性があります。財政難だからと言って、安易にギャンブル収益還元金に頼って、市財政の増収をはかるなどと言うような発想は決して健全なものとはいえません。次世代を担う子どもたちの人格形成にも大きな影響を及ぼします。
 勤労者のまち、みどり豊かな住宅都市として誇ってきた八幡のまちを、子どもたちの未来を、ギャンブル施設の建設によってけがしてしまうおそれがあります。そしてわたしたち市民のめざすべきまちづくりから大きくはずれたイメージを生み出してしまうおそれがあると考えます。 
 私はいま、八幡市民憲章の立場から考えてみたいと思います。市役所玄関に市民憲章板があります。今から35年前 1969年に制定されたものですが、当時青年層を中心に一般住民と当時の小中学生にアンケートをとり、住民総意でつくられたもので「住民ひとりひとりの望ましい生活のあり方、義務、権利、暮らしの願をうたい、行政がめざすべき道を明らかにして、予算編成や行政運営の柱として自らが実践することを義務づけています。今ここで読み上げたいと思います。
(前文)
 私たちは、美しい自然と古い歴史に恵まれ、力強く前進する八幡の住民であることに自覚と誇りを持ちます。私達は今日の暮らしを守り あすのしあわせを築くため わたしたちのめざす姿とまちのすすむべき道を明らかにします 
わたしたちは この憲章が住民の総意にもとづき定められたことをよろこび わたしたちの名誉にかけてこれを守ります
(本文)
一ゆたかなくらしをめざして 楽しく働きます。
・心とからだをきたえ 健康を守る
・むだのない うるおいのある生活をする
・働くことに誇りをもち 仕事を大切にする
・職場の環境をよくし 働く人の立場を守る
・産業をそだて くらしをゆたかにする
一きれいなまちをめざして 手をつなぎます
・自然を愛し 花や緑を育てる
・澄んだ清らかな水を守る
・ごみや汚物のないまちにする
・みんなの施設を大事にする
・くらしのきまりを尊ぶ
一あたたかい社会をめざして ともに助け合います
・人権を尊び あたたかく人と交わる
・ことばと行いに責任を持つ
・としよりとこどもをたいせつにする
・からだの悪い人や恵まれない人をはげます
・力をもちよって たがいに助け合う
一すみよい都市をめざして 力を合わせます
・暮らしをもとにして つねにあすのまちを考える
・つくる場 住まいの場 まなぶ場 いこいの場をととのえる
・まとまりのある快適なまちをつくる
・ゆたかなまちを築き くらしの願いにこたえる
・災害を防ぎ 公害を除き 交通の安全をはかる
一平和なふるさとをめざして たがいを高めます
・話し合う場を進んでつくる
・よい環境をつくり 青少年を正しくそだてる
・つねに暮らしをみつめ すすんで自治に参加する
・いっさいの暴力を認めず 平和をつらぬく
・ふるさとの歴史を学び 新しい文化をひらく

 議員のみなさん、宣言板に掲げるだけの重みのある素晴らしい市民憲章だと思いませんか。今わたしたち議員に、まちづくりについて大きな選択が迫られていると思います。
 今日の長引く不況下で本気になって景気対策や、健全な社会をつくる取り組みが求められています。市長、議会、職員、
市民が本気になって話し合い、知恵を出し合いまちづくりに取り組む気運が求められていると思います。安易にギャンブル施設に頼る財政運営に期待することは市民憲章からも大きくはずれることになるのではないでしょうか。
●反対理由の第2は、ボートピア設置は地域活性化につながらないと言うことです。 委員会で示された財政効果について、市の説明及び資料によりますと、税の増収についてイズミヤ株式会社から、固定資産税 2520万円、都市計画税480万円合計3000万円 (仮称)ボートピア八幡から、固定資産税950万円、都市計画税 200万円、合計1150万円とされています。これらについては、どんな企業の開発であろうと同様であります。
 しかし仮称「ボートピア八幡」の売上金の1.2%〜1,5%を環境整備費として地元自治体に交付されるとして、売上金 126億円で計算すると1億9440万円〜2億4300万円が見込まれるとしています。しかし鳴門競艇では鳴門市の広報で、長引く不況で競艇の売り上げは低迷、一般会計への繰り入れも難しいと報告しています。
 市長は、我が党議員団の一般質問に「ボートピアが建設されるならば、周辺地域の活性化に寄与する」と答弁されました。しかし私たちが神戸新開地に視察に行って感じたことは、街が活性化している様子は見られませんでした。ボートファンの人たちが利用する飲食店ははやっているが、それ以外の商店ははやらなくなった。当時営業していたビジネスホテルが、はやらなくてモーテルに変わってしまった。等の実態を聞いています。
 和歌山市では、ボートピア建設が持ち上がった際に、ボートピア計画の隣接地に進出予定の大型家電量販店では、「ボートピアが建設される場合は店舗を建設しない」と表明するなど、地域活性化どころか、発展を妨げる事態も起きていることにもっと目を向けるべきではないでしょうか。
 ボートピアは、決して地域の活性化につながらない、むしろ足を引っ張る可能性があると言うことです。今後ボートピア設置自治体の実態をまだまだ調査する必要があると考えます。
 先の委員会で請願に賛成をされた議員も「他のものだといいのですが・・・」と新聞記者にコメントされたようですが、ボートピアはまちの活性化につながるのかどうか本当に疑問です。疑問を持ちながら、賛成をされる議員があるとしたら、議員として無責任ではないでしょうか。ぜひ疑問を持っている議員は賛成をしないでいただきたいものです。
●反対理由の第3は、環境悪化をもたらす可能性があると言うことです。青少年への影響について市は「半径500メートル以内に学校がない。通学路にもなっていない」と答弁しました。南八幡高校の生徒達は、通学路として利用するにもかかわらず、「高校は通学路の指定がありません。」等と無責任な答弁でごまかしました。
 以前にも申し上げましたが、大阪府警の資料によると、大阪の場外馬券売り場で、高校生や未成年者が4ヶ月間に685人馬券を買って府警に補導されています。このように未成年者への影響も決して否定できません。
 またボートピアは一日1500台の駐車場、イズミヤには
1000台を超える駐車場が出来ます。そして周辺道路は渋滞が予想されます。交通事故や、渋滞による生活道路への悪影響は否定できません。ボートピア運営について市の説明によると八幡市駅、松井山手駅からシャトルバスを走らせると言うことですから、ボートピアへ来場する客との接点も出て来ます。環境悪化への多くの問題や課題を生み出す可能性について決して歓迎する施設でないことは明らかです。
●反対理由の第4は住民同意がないと言うことです。理事者は、住民の同意について「地元は1区と6区」と位置づけ「両区長が判を押されている」と説明をし、「区長は住民をまとめる立場にあり、区長の判こは住民の総意を代表している」かのような答弁をされましたが、設置推進業者は、全く住民に開かれた説明会も行わず、「説明会」とはとうていいえないような会合で、一部の住民を集めて行っています。先の常任委員会での市の報告によると、説明会は2回、参加者は合計25人程度。しかも開催場所は、6区は区長宅というものです。そして議会に提出されている市民の署名は、賛成者の署名(12名)一方反対の決議を求める署名は(5325名) 反対の意思表示をしている市民の方がはるかに多いと言うことは明らかです。
 まだまだ多くの市民は、計画の詳細について知らされていません。隣接住民にも開かれた説明が行われていません。わたしたちは、議会で明らかにされた情報を市民に説明し、意見を求めてきました。ほとんどの人が、「そんなギャンブル施設はいらない。」とおっしゃいます。あるご主人は「せっかく松花堂や流れ橋(四季彩館)とお金を使ってきれいにしているのにイメージが悪くなるではないか。」 ある幼児を持つお母さんは、「子どもを守るためにみんなでパトロールしょうとがんばっているのに、なんでまた環境悪化につながるようなものを・・・あえてよばなくてもいいのではないの。絶対反対です。」お年寄りの方も「八幡のまちを悪いイメージにしてほしくないなあ。」と、里山を守ろうと活動している市民の方は、「ボートピアなんかとんでもない。」と激怒されていました。
 どこのまちでも、ボートピアの設置業者、あるいはそれを取り巻くグループは推進でありますが、それ以外の方は、大多数が反対だと思います。関係する自治会で住民投票を行って決められた東大阪市では、隣接住民の86、5%の方が反対と投票され、市長も議会も反対の決断をされています。
 国土交通省の言う地元同意の範囲は、半径500メートルの住民としています。市は「1区6区が地元」と答弁していますが、仮称「ボートピア八幡」の計画地から半径500メートルには山田、武蔵芝、月夜田など南山小学校区も入るのではないでしょうか。どの地域においても十分な説明もなく、住民同意が得られていないことは明らかです。
 議長宛で「場外舟券売り場「ボートピア八幡」の建設計画に反対決議を求める」署名が5300人以上届けられていることを重く受け止め、以上の理由で請願に反対であることを表明します。
 住民の声を代表することが議員の職責であることを申し添えて日本共産党議員団を代表して反対の討論とします。
                

 委員会でボートピア計画推進の請願採択押し切られる
 住民説明会もない、3700筆の反対署名を無視して・・・
9月21日
 都市整備常任委員会は、三村委員欠席のもと5人の委員で審議を行いました。付託された条例は、橋本小学校前開発地の町名地番変更で、特に問題なく可決。問題は、継続中の請願「大型商業施設・場外舟券売り場推進に賛同を求める」を審議しました。
 今回も傍聴者がたくさんあり、会議室のスペースの関係上、希望された方の中で抽選し9人しか入れませんでした。(6人も入れなかったことは申し訳なく思います。)
 私は、特に住民同意にこだわって行政に質問をしました。「住民説明会が行われたのか」と言う質問に対して、1区は公会堂で一部住民12名参加の下に業者が開いた。そこでの賛成署名が12名。6区は区長宅で13人出席のもと業者説明が行われ、13人の賛成署名がされている。そして自治連合幹事会で自治会長12名が賛同署名をしている。などを挙げ、自治会長区長は住民を代表していると、あたかも地元の賛同を受けたかのような言い方。一方で3000人を超える反対署名も念頭に置きながらと言いながら、「惑わされることなく粛々と進めていく」と言う発言は、住民無視も甚だしい。
 「書類申請もなく事前協議にも入っていないから、現時点では説明会の指導をする考えはない」とする市の姿勢は不誠実としか言いようがありません。隣接する地域を1区と6区と決めつけ、「1区、6区の区長は賛同の判を押されています。」「地元挙げて反対運動はない」などと発言する市の姿勢は、いかにも推進したいかのように聞こえました。
 きちんと住民に知らせもしない、地元合意もない中で、議会が先走って結論を出す等と言うことは許されないことで、きちんとした資料や図面の提出を受け、まともに議論できる条件があって、議会の結論がだせるのです。委員会ではボートピアに関しては一度も業者からあるいは請願者からの、資料提供も無く、説明も聞いていないのです。それなのに、賛成などと言う議員は無責任としか言いようがありません。
 私は、まだまだ不透明なことが多い中で、しかも住民への説明もない中では、充分時間をかけて継続して審議することを主張しましたが、2対2で決まらず委員長判断で採決することとなり、賛成2(小北議員・森岡議員):反対2(長村議員・森下)で委員長判断で採択とされてしまいました。
 住民説明会を! ギャンブル施設ボートピアはいらない!の声を大きくしていく戦いはこれからです。早速にメールを送ってくださった老人の方がおられます。八幡市をいい町にしたい、将来までいい環境を残していきたいと強く持っている方です。とても怒っておられました。
八幡市を愛する人たちの思いを結集して頑張ろう!!!

  2004.9月議会初日、ボートピア問題でかつてない暴挙・・・許せません。 
 9月6日
 市民から選ばれた議員は、市民のためのまちづくりに力を尽くすのが本来の姿だと思います。今日は本当に未だかつてない暴挙が本会議で強行されました。都市整備常任委員会で審議中の請願「大型商業施設・場外舟券売り場設置計画推進」について、委員長が継続審査の経過報告を行った際、公明党の議員が突然動議で、「9月24日までに採決を行うこと」を提案し、賛成多数で可決されてしまいました。
 委員会で慎重審議を行っているものを、結論に期限を付けるなどと言うようなことは、委員会軽視も甚だしいことです。9(共産5、共生2、民主2)対13(改革4、みどり5、公明3,無会派2)で動議が可決されました。推進派の議員達は、そんなにしてまでボートピアを建設したいのでしょうか。今日の本会議は、ボートピア建設推進派の方だと思われる人たちの傍聴がありました。そして暴挙の行われた本会議終了後議場を出ると、傍聴者の中の業者らしき人が、深々と今日の策士(議員)に頭を下げている姿が、印象的でした。
 市民に意見を求めると、ほとんどの人が、「なぜ?・・ボートピアなんか八幡には必要でない!」とこたえられます。八幡のイメージが悪くなる。風紀が乱れる。等々。多くの市民は、ギャンブル施設はいらないと思っています。誘致をしたい人たちは、地元還元金や、環境整備を売り物のように言っていますが、そんなのごまかしです。リスクの方が大きいと思われます。
 私たちは、とことん反対運動を進めていく決意です。議会がどんな結論になろうと、建設をさせない戦いは続けます。私たちには八幡市の将来を、子どもたちに誇れる街として残していく責任があります。 
 
2004.8.26 行政視察 (神戸新開地のボートピアについて)
 都市整備常任委員会で神戸市へ、新開地の「ボートピア建設の経過について」調査に行きました。参加者は、都市整備常任委員5人(推進派である、森岡議員は欠席でした。)と、議会事務局から2名、行政担当者から、3名の合計10名で行って来ました。感想は、現場に行って見聞してくることは大事だと言うことです。わかったことは、沢山ありました。そして決して簡単に設置されたわけではないと言うことです。
○H4年にボートピア誘致の話があって、地元は、推進派と反対派と対立していました。議会に陳情された。半年後審査打ち切りとなり、意見を附して返されました。その後地元で検討委員会がもたれ、ボートピア計画の白紙撤回決議がされました。(当該地ではふさわしくない。)H6年8月
○H6年10月 業者から建築確認申請が出され、住民の反対運動があったが建物(ビル)は確認が降りてしまった。そしてH7年1月大震災を受けた。
○H8年6月 業者は、ビルの建設着工・・・地元のまちづくり協議会は、「ボートピア施設対策協議会」を設置し、何度も会合を持ち検討。
H9年9月合意書の締結に至っています。合意は苦渋の選択とのこと。当時の神戸新聞の記事によると、「街の衰退や、大震災の打撃を背景にして苦渋の選択」と報じています。
*一方的な業者のビル建設を先行させた中で、地元住民も反対しきれない状態に追いやられたのではないかとも思いました。また、私たちには計り知れない苦渋の選択があったのだと思います。震災で7割の建物が、全半壊という中で、震災前に、「まちづくり方針にそぐわない」との本来の意向を曲げなければならなくなった事情があったのでしょう。
○H10年9月 市長が、同意を表明
○H11年3月ボートピア神戸新開地オープン〜現在に至る。
◎環境整備事業負担金はH11年:3億5000万円、意向は売上金の1,2% (売り上げは昨年から落ち込んでいる。) 年間360日開催 3000人の利用。
 
 神戸でも建設オープンまで7年もかかっているというのに、八幡市では、6月に提出された請願を、充分審査しないまま、早く決着を付けようとする推進派の議員たちの思惑はどこにあるのでしょうか。新開地ボートピアを見てきてさらに慎重審議が必要であることを実感しました。八幡では、地元合意もまだ出来ていません。議会が率先して合意する必要がどこにあるのでしょうか。神戸市では、議会は賛成の決議など行っていませんでした。
 
2004年第2回定例会(6月)報告

ボートピア計画が再燃・・・議会請願が出される。
 「大型商業施設及び場外舟券売り場設置計画の推進に関する請願」が提出されました。赤川議員が紹介議員となりました。請願は、私の所属する都市整備常任委員会に付託されました。
 6月議会の都市整備常任委員会で審議の結果、「継続審議」となりました。私は、請願者は、2名であり周辺住民や、多くの市民の意向、周辺への影響など全体像も明らかでない現状の中で、採決は時期尚早と主張し、4対1で継続審議となりました。 

市民の手でつくられた看板です。
 今回の請願は、ボートピア(場外舟券売り場)単独でなく大型商業施設とセットされています。大型商業施設とは、イズミヤ出店計画であり、開発面積が52,417平方メートル(店舗・駐車場)です。大型店が建設されると、八幡市の商店への影響も大きく、同時にボートピアを建設しようということであれば、周辺の交通渋滞や、環境悪化は免れません。また、ボートピアが出来るとなると、ギャンブルの街となってしてしまいます。緑豊かな住宅都市として守りたいものです。近くには、南八幡高校や、男山東中学校の通学路となっています。青少年にとっても健全な街でありたいものです。
2003年第3回定例会(9月)報告
森下よしみの一般質問
9月18日(金)
一般質問  ボートピア(場外舟券売り場)計画はお断りを!
計画地:八幡一ノ坪   敷地面積:8000坪   駐車場:1500台分  来場人員:3000人/日 見込み
国道1号線沿いで隣にはパチンコ店があります。 
 「八幡のまちをギャンブルのまちにしてはならない!」そんな思いで市長にボートピア計画に同意しないよう決断を迫りましたが、残念ながら市の答弁は3つの基準に照らして判断したいと決断をさけました。
 その3つの基準とは
@環境への影響が小さいこと。周辺の交通安全、交通渋滞への対応や環境美化の取り組み、防犯活動の取り組み、市民生活や青少年の健全育成に支障、混乱、悪影響を及ぼさない措置がとられているか。
A地元との調和共存、地域経済の活性化や周辺地域のまちづくりに寄与できるか。
B地元の同意が得られるか。
 私は、ボートピア(場外舟券売り場)はギャンブル施設であり明らかに青少年健全育成の立場から好ましくない、交通渋滞の予測からも、迷惑施設であり不同意を決断するように市長に迫りましたが、、同じことばを繰り返すだけで市長は答弁をさけました。
 八幡のまちをどんなまちにするのか。首長としてしっかり決断をしなければならない時があります。まちの将来をしっかり指し示すことが出来ない市長では、とても私たちの愛する八幡市を任せることが出来ません。来年の2月には牟礼市長の任期が切れます。次期選挙では、八幡市を住んでよかったといえる、住みよい街にするためにがんばれる人、ボートピアは八幡市には不要である。といえる人を選びたいものです。
 今日の私の質問を、建設を進めようとしている業者らしき人が、3人ほど傍聴にきていました。異様な雰囲気でした。ボートピアを設置しようとする人物(?)は「有限会社京都八幡総合研究所」の名で書類を私たちのところにも届けてきました。持ってきたのは、先にも書きましたが改革の会の森岡議員です。総合研究所はどこにあるのか。そして代表者は誰なのか、何も明らかにしないで、計画地周辺の自治会に働きかけています。6区、1区の自治会長が同意書に印を押し、議会にも要望書を届けています。民主的な相談もせず、こんな重大なことを安易に要望することに驚きを覚えます。
 運動で、反対の世論を広げる必要があります。まだほとんどの人がこんな計画を知りません